アルミホイールのメンテナンスに関して
WHEEL MAINTENANCE
今回は「アルミホイールのメンテナンスに関して」をお読み頂き、ありがとうございます。
アルミホイールの日常のお手入れに関して、このページの内容を確認して頂いた上でのご使用をお願い致します。
このページはアルミホイールのメンテナンス(主に表面洗浄)に関しての注意点を記述しています。
アルミホイールを洗浄する場合の注意点
- 走行後のアルミホイールは熱をもっている為、洗浄前にホイールが熱くないか確認して下さい。
- アルミホイールはアルミ合金を旋盤機械で加工したものです。バリがある箇所もあるので、
ホイールをさわる場合は手袋等で手を保護した状態で注意しながらの取り扱いをお願い致します。
- 最初にタオル等で洗う前にホイール表面のゴミや付着物をできるだけ水で洗い流して下さい。
水道水を使い、やわらかいタオルに水を十分含ませた状態でホイールの表面をやさしく手洗います。
ホイールを洗浄する場合には、絶対にブラシやたわし等の先端の硬い洗車用品は使用しないで下さい。
アルミホイールの塗装面は非常にデリケートな為、表面のクリアコート及び塗装にキズがついた場合
修復できません。(タオル等でホイールを乾拭きした場合でもキズが目立つ場合があります)
- 市販のホイールクリーナー及びコーティング剤はご使用にならないようにお願い致します。
上記の商品には研磨剤や塗装面に対して影響を与える成分が含まれている可能性があります。
弊社では市販品のクリーナー及びコーティング剤がホイールに与える影響に関する検証をおこなっておりません
- 洗浄時には水道水のご使用をお勧めしますが、洗剤を使用される場合は必ず中性のものをご使用下さい。
基本的にアルミホイールの洗浄は水道水とやわらかいタオルの使用で十分です。
洗剤やクリーナー、コーティング剤を使用するより、10日~2週間に一回程度の水洗いが一番美観を
長持ちさせる効果的な方法となります。
- アルミホイールを装着した状態で洗車機(スチーム洗車、高温、高圧洗浄を含む)を使用された場合
ホイールの塗装面に影響を与える可能性があります(洗浄液、温度、水分いずれかによる長期的な影響)
洗車機の使用によりクリアコート剥離、変色、塗膜層への水分の浸入、光沢のムラ等の症状が後日発生する場合があります。
また、手洗いに比べてブラシで洗浄するタイプの洗車機はホイール表面にキズをつける事があります。
上記の理由より洗車機はご利用しないようにお願いします。
- ホイールを洗浄した後は、乾いたタオルで念入りに水分を拭きとって下さい。
水分を残したまま状態で使用された場合、塗層面にシミやムラが発生する場合があります。
ホイールの塗層面を変色又は劣化させる原因として考えられる事
- 定期的なメンテナンス不足。水洗いでの洗浄を定期的に行わない場合塗装面の劣化が早まります。
ホイールに付着したプレーキパッドやローター等の鉄粉、その他異物を洗い流す必要があります。
特に気温の上がる夏場はホイール自体が熱を持ちやすく、付着物による影響が強まる為、頻繁に洗浄する必要があります。
アルミホイールの塗装(クロームメッキ含む)は年月と共に製造時より経年劣化していきます。
- 市販のクリーナー、コーティングを使用された場合(アルカリ性、研磨剤入りは特に要注意)
クリーナー、コーティング剤はご使用しないで下さい。
- 洗車機を使用しての車両の洗浄を行った場合。(上記”アルミホイールを洗浄する場合の注意点”参照)
- 洗浄水にアルカリイオン水を使用した場合。腐食、変色の原因となります。使用される水は水道水をご使用下さい。
また、水分が残ると付着物と結合し中性の物質を酸性又はアルカリ性に変化させる触媒として作用する場合や、クリアコート内部に侵食する事があります。水分は洗浄後に十分に拭きとって下さい。
- タイヤワックス、バッテリー液、ブレーキオイル等(ワックス、クリーナー等)がアルミホイールに付着し、水で洗い流さない場合、クリアコート、塗層面の変色、シミが発生する場合があります。
- 凍結防止剤がまかれた道路(降雪地域の道路)、海辺に近い道路を走行した後、すぐに水洗いをしなかった場合。
沿岸部でのご使用は塩分が塗層面に対してダメージを与える為、頻繁にホイールを洗浄が必要となります。
- アルカリ系の異物が走行中にホイールに付着し、水洗いをしなかった場合。
- 舗装されていない悪路や粉塵等が多い道路を走行した場合。飛び石や砂利等がホイール表面のクリアコート面を攻撃してクリア剥がれのきっかけとなります。また、駐車している周辺の環境によっても塗層面の劣化が早まる可能性があります。
未舗装の駐車場での埃、粉塵、工場近辺での鉄粉等が駐車近辺に存在する場合は塗層面が影響を受けます。
- 車体から取り外して保管する際に洗浄せずに装着時のまま保管した場合、水分や付着物が塗層面を侵食し、クリアコートの剥離、塗層面の変色、シミを発生させる場合があります。
車両装着していない状態でも十分なメンテナンスをせず保管しておくとアルミホイールの塗装面の劣化が進行します。
保管時は水洗いして洗浄した後、水分を十分拭きとって直射日光、高温多湿の場所を避けて保管下さい。
降雪地区で冬場スノーホイールに履き替えるお客様は特にご注意下さい。
- 太陽光(紫外線)を長期に照射された場合ホイールの塗層面が変色する場合があります。
野外に毎日駐車する場合、太陽光を受ける側のホイールのみ変色する場合があります。
(自宅、会社などの駐車環境により発生の可能性有り)
最後に
- アルミホイールは通常の使用であっても常に水分(雨)や熱(車両が発生させる熱)、外部からの攻撃(ブレーキパッド、飛び石等)に晒されています。通常の使用であれば使い方を意識する必要はありませんが、お手入れの頻度によって外観の劣化に差異が生じます。